テイストスケール法について

テイストスケール法では約7万人を調査した統計データにより、それまで目に見えず曖昧だった「人の感性」を22テイストに分類しました。
「気品があって素敵」「セクシーで魅力的」「真面目で誠実そう」など、人が感じる「なんとなく〇〇っぽい雰囲気」を科学的に定義したものです。

22テイストの感性カテゴリーは人だけではなく、ファッションやメイク、インテリアを始め、色々なプロダクトデザインにも適用されます。
テイストスケール法に基づいたファッション診断は、人の個性と、ファッションやメイクなどの外見のテイストの一致を目指すコーディネート手法です。自分の個性に合うファッションは自身が着ていて心地よく、周りの方々にも安心感と好感度を与えてくれます。

そしてテイストスケール法は、こんなテイストイメージを目指すと良いですよ、という全体的な方向性を示すというだけではありません。
各22テイストは強度軸(強/弱、動/静)と濃度軸(濃/淡、重/軽)のマップ上にプロットされます。強度軸は派手/地味感の基準で、濃度軸はソフト/ハード感や重量感の基準ともいえます。このテイスト位置が大切で、あなたにマッチしたコーディネートのバランス感覚がつかめるようになります。応用していくとご自身のテイスト位置の範囲で流行や気分に合わせて様々なテイストにチャレンジすることも可能になります。

テイストイメージを構成する4要素

テイストイメージは、「色」「柄」「形」「素材」に分解できます。ご自身でファッションを選ぶ際に、この4要素を意識すると「似合う」の再現性が高くなります。ファッションカルテにはテイストごとの解説を記載しています。

色調域(明るさ、鮮やかさなどの色のトーン)
色相(赤が似合う、青が似合うなど)
配色(色の組み合わせ方)

コーディネート全体のシルエット
デザインの細部の形

柄のイメージ(ストライプ、水玉、幾何柄、迷彩柄など)
柄、アクセサリーや小物、装飾の大きさ
柄のコントラスト感(はっきり/ぼんやり)

素材

素材の厚みや手触り
具体的な生地(シルク、コットン、ドスキンなど)

テイストイメージ紹介(9カテゴリ)

F = フェミニン M = マスキュリン
D = ダイナミック S = スタティック

親近感(キュート、クリアスポーティ、ソフトカジュアル)

フレッシュで親しみやすい愛嬌が魅力

洗練感(ノーブル、ソフトモダン、ソフトエレガント)

スマートで都会的な品の良さが魅力

力動感(ダイナミック、エスニック、ワイルド)

大胆で力強いエネルギーと行動力が魅力

信頼感(ゴージャス、フォーマル、ハードモダン)

多くは語らずとも説得力のある存在感が魅力

自然感(ナチュラル、トラディショナル)

自然体で温厚、情緒が安定した安心感が魅力

フェミニン感(ロマンティック、フェミニン)

包み込むような優しさが魅力

マスキュリン感(クラシック、ダンディ)

端正で知的、凛とした意思の強さが魅力

ダイナミック感(スポーティ、カジュアル)

元気で活発、陽気な社交性が魅力

スタティック感(エレガント、エレガントゴージャス)

しっとりした落ち着きと審美眼、色気が魅力

診断方法について

専用の診断ツールを用いて顔を分析し、強度軸(強いー弱い)と濃度軸(軽いー重い)のマップ上のどのあたりに位置するのか確認します。

そしてフェイスマッチという手法を使い、お顔とファッションとの調和性を確認していき最終的なテイストを決めていきます。

テイスト決めのプロセスは標準化されており、様々な角度で検証を行います。おひとりずつ慎重に判断するため、診断には非常に時間がかかるのですが、その分個別のアドバイスが可能になります。

「テイストスケール法」は日本、韓国、中国及び台湾における登録商標です
第5389070号(日本)No.45-0040120(韓国)第9746574号, 第9746575号, 第9746576号(中国)01925240(台湾)